bookholic’s diary

洋書装丁をこよなく愛する人の生活。

"The spiderwick chronicles"シリーズの装丁は個性的!

 

先日ブックオフで恒例の洋書乱獲していたら出会った素敵な一冊。

 

"The spiderwick chronicles"。

 

The Spiderwick Chronicles: Volume I: Book 1: The Field Guide; Book 2: The Seeing Stone

The Spiderwick Chronicles: Volume I: Book 1: The Field Guide; Book 2: The Seeing Stone

 

実はこのシリーズ、私がまだ中学生の頃に、ハワイの本屋さんで洋書の装丁の美しさに目覚めた日に買った本のシリーズ!

 

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左のグリーンの方が、私が中学生くらいの時に購入した本。ファンタジックでハリーポッターにでてきそうな装丁を気に入りました。

 

そして右がはるか10年後、洋書を買い漁る大人になってしまった私が購入した本。

 

趣味が変わってない。

 

 こういう重厚感ある、ミステリアスなデザインが好きで、いつもファンタジー本を買ってしまいます。

 

このシリーズの装丁で1番オススメしたい部分が、何と言っても化粧断ちしていない!!

 

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小口という本の側面の部分が揃っていないのがわかりますか??

普通の本はピタッと揃っています。

 

最初はブックオフで買ったので、B品で断裁してないのかなって思っていました。

それはそれで私としてはドキドキワクワクなんですけど!(笑)

 

帰ってから慌てて前のシリーズ引っ張り出したら、わざとだった!

 

日本じゃなかなかないです。本の内容や雰囲気のために化粧断ちをしないとか。

古本屋さんとかだと、たまに、ページがとれかかってこういった風合いの小口になることあるけれど。

 

新品でこの小口のデザインにしたってことが私には本当に感動で。愛に溢れているなあと思います。

この本はとにかく装丁への愛がたくさん詰まっていて、子供じゃなくてもワクワクするデザインがたくさん忍ばせてあります。

 

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裏表紙はこんな風に、ポストカードやメープルの葉が印刷されていてそこに文字が載っています。手触りも少しツルツルしたエンボス加工!

立体感があって余計にこの不思議な世界観に引き込まれます。

 

最初のページにはカラーイラストがついていて、まず世界観の確認♥︎

 

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絵で見せるってことは共通理解にとても手助けになると、日々仕事で感じます。だから文字がメインの本という媒体は、ちょっとしたデザインもすごく大切。この本は細部まで本当に作品への愛が詰まっているように見えます。

 

ファンタジーが好きな方は、ぜひ手にとってみてください!手触り、質感から魅力的なシリーズです。

 

次回、洋書を買える都内のスポット紹介を予定しています☺︎

 

nana