bookholic’s diary

洋書装丁をこよなく愛する人の生活。

初めてペーパーバックが読めた日のこと

Blogを作るだけ作って放置してた典型ですが、Twitterの洋書アカウントもおともだちが増え楽しくなってきたのでまた更新。

 

2017年、初めてこのBlogを立ち上げた頃、私は全くと言っていいほど洋書が読めませんでした。やっと読めて、マクミランやラダーシリーズから出ているGraded readers(GR)のレベル2〜3程度。語学力が足りず、苦戦と挫折の日々。

 

それでも洋書は大好きで、ツイートが減っても、Blogの更新が途絶えても毎年飽きもせず洋書を集めていました。

 

でもやっぱり愛でるだけじゃなくて中が読みたい

 

その気持ちが忘れられず、じわじわと英語に対する執着を続けていた2年後、私はついに(子供向けだけど)目標としていたペーパーバックを読むことができました!

 

挑戦したのはこの本。

 

Upside-Down Magic」。

ペーパーバックでイラストなしですが、英語自体は簡単でそこまで苦なく読めました。それでもわからない単語とかもたくさんありましたが……。

 

私の読んでいた装丁はGoodreadsのリンクと写真のもの。

 

https://www.goodreads.com/book/show/29957125-upside-down-magic

 

Magic Academy感に惹かれて衝動買いして、何年か積んだ後の読み始めでした。そして2019年内に読みたい!と半年近くダラダラ読んでいたのをペースアップ。年末のお休みで2時間〜3時間くらいずつカフェにこもって読了しました。

 

この経験が自信になって、そのあとも読書はコンスタンスに続けられています。

正直どんなに洋書に憧れても、ペーパーバックに辿り着けることなんてないかも知れない!って思っていたので、思い出の一冊です。

 

ここからさらに、険しい道のりだと思うけれど、素敵な本に出会えるチャンスを広げたいので、のんびり頑張ろうと思います。

私の将来の夢は60歳とか70歳になった時にも本と共に暮らすこと。私の祖母がそういう人でした。和書しか読まないですけどね。

 

まだまだ挑戦したい本が山ほどあるので、諦めずに、腐らずに、着実にステップアップしたいです。

 

本職が文筆で、しかも仕事用のブログやらもあるので、こちらの更新率はどうしても低いのですが…。引き続き見守ってやってください!

 

これからも洋書にまつわる色んなことを書いていけたらなと思っております。

 

nana

"The spiderwick chronicles"シリーズの装丁は個性的!

 

先日ブックオフで恒例の洋書乱獲していたら出会った素敵な一冊。

 

"The spiderwick chronicles"。

 

The Spiderwick Chronicles: Volume I: Book 1: The Field Guide; Book 2: The Seeing Stone

The Spiderwick Chronicles: Volume I: Book 1: The Field Guide; Book 2: The Seeing Stone

 

実はこのシリーズ、私がまだ中学生の頃に、ハワイの本屋さんで洋書の装丁の美しさに目覚めた日に買った本のシリーズ!

 

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左のグリーンの方が、私が中学生くらいの時に購入した本。ファンタジックでハリーポッターにでてきそうな装丁を気に入りました。

 

そして右がはるか10年後、洋書を買い漁る大人になってしまった私が購入した本。

 

趣味が変わってない。

 

 こういう重厚感ある、ミステリアスなデザインが好きで、いつもファンタジー本を買ってしまいます。

 

このシリーズの装丁で1番オススメしたい部分が、何と言っても化粧断ちしていない!!

 

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小口という本の側面の部分が揃っていないのがわかりますか??

普通の本はピタッと揃っています。

 

最初はブックオフで買ったので、B品で断裁してないのかなって思っていました。

それはそれで私としてはドキドキワクワクなんですけど!(笑)

 

帰ってから慌てて前のシリーズ引っ張り出したら、わざとだった!

 

日本じゃなかなかないです。本の内容や雰囲気のために化粧断ちをしないとか。

古本屋さんとかだと、たまに、ページがとれかかってこういった風合いの小口になることあるけれど。

 

新品でこの小口のデザインにしたってことが私には本当に感動で。愛に溢れているなあと思います。

この本はとにかく装丁への愛がたくさん詰まっていて、子供じゃなくてもワクワクするデザインがたくさん忍ばせてあります。

 

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裏表紙はこんな風に、ポストカードやメープルの葉が印刷されていてそこに文字が載っています。手触りも少しツルツルしたエンボス加工!

立体感があって余計にこの不思議な世界観に引き込まれます。

 

最初のページにはカラーイラストがついていて、まず世界観の確認♥︎

 

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絵で見せるってことは共通理解にとても手助けになると、日々仕事で感じます。だから文字がメインの本という媒体は、ちょっとしたデザインもすごく大切。この本は細部まで本当に作品への愛が詰まっているように見えます。

 

ファンタジーが好きな方は、ぜひ手にとってみてください!手触り、質感から魅力的なシリーズです。

 

次回、洋書を買える都内のスポット紹介を予定しています☺︎

 

nana

洋書多読を始める人がよく買っている洋書まとめ

洋書を集めはじめると必ず思う。

洋書が読みたいということ。

 

とはいえなかなか簡単に読めるようにならないのが多読の難しいところ。私も何度も挫折して未だにまともに読めていません。

 

ただかなり情報収集したので、せっかくだからオススメ洋書と共にご紹介します☺︎

 

洋書多読で絶対みんなが勧める定番の作家さんと、私が個人的にオススメする本をいくつか。まずは定番本から。

 

Matilda

Matilda

 

 ロアルド・ダールの本は洋書多読の定番中の定番!私が調べた限り誰もがオススメしている気がする。

加えて、私が翻訳のスクールで勉強していたときに課題で扱った作家でもあるのでお墨付き。そのときは”My year”が課題でした。

 

My Year

My Year

 

基本的にロアルド・ダールの本であれば多読ビギナーさんにもオススメしやすいので"Matilda"である必要ないんじゃないの?と思うと思いますが、"Matilda"は学校の話なのでパラっとめくったところでてくる単語が比較的簡単。洋書集めの段階でかならず中もペラペラ見るのですが、"matilda"の冒頭はわりと読みやすいような感じがしました。語彙の難易度が易しい。

また、ダールさんの本は絶対多読挑戦者は買うので(笑)BOOK OFFで出会える確率が高いです。私も"Matilda"はBOOK OFFでした。

他にもチャーリーとチョコレート工場なんかもBOOK OFFにて目撃したことアリ。

 

 

ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本

ロアルド・ダールが英語で楽しく読める本

 

 このような本も出ているので根気があれば読み切れると思います。挑戦にはもってこい!

 

またロアルド・ダールの他にスティーヴン・キングを読む方も見かけました。こちらは簡単とは聞かないので、難易度はやや高い気はしますがかなり面白いみたいです。

 

 

Holes

Holes

 

 こちらの"hole"という本も多読の定番。とりあえず買っておけば間違い無いです。ただ私は最初の1ページ目でピンとこなくてお蔵入りしております(笑)こちらもBOOK OFF率高め。

 

そして私が本当にオススメする本。

 

Oxford Bookworms Library: Level 2:: The Summer Intern

Oxford Bookworms Library: Level 2:: The Summer Intern

 

 この本はグレーテッドリーダーという英語レベルに合わせてランク分けされている本のシリーズで、オクスフォード社のもの。レベル2なので中学英語までがそこそこできれば辞書なしで1日で読み切れると思います。

洋書多読をスタートするなら、GR(グレーデッドリーダー)本からスタートすれば間違いありません。絶対に1冊読み切れます。

ただGRの難点は英語が簡単=物語もシンプルでつまらない。そんな弱点があります。

そんな中でもこの"summer intern"はわりとしっかりストーリーがあり、子供騙しよりは対象年齢も高いのでオススメ。YA本、ティーン向けって感じの内容ですが、GRによくある絵本レベルよりは確実に面白いです。

 

 

Ottoline and the Purple Fox (English Edition)

Ottoline and the Purple Fox (English Edition)

 

 GR版の本は薄っぺらくて洋書感がない、GRのレベルを見られるのが恥ずかしいからGRはヤダ。って人のためにハードカバーのキュートな一冊を。

"Ottoline and the purple fox"はなんと中の紙にもイラストいっぱい。手書き文字の英文も多くて本当に楽しい本。装丁もキレイでモチベーションがあがるので、結構本気でオススメ。内容はかなり簡単だし、文字も大きいですが、洋書を一冊読了した!という自信を感じるには大切な作品かなと思います。200ページ超えますが5日くらいで読み終わると思います。

 

 

Bridget Jones's Diary with Audio CD - Intermediate

Bridget Jones's Diary with Audio CD - Intermediate

 

 映画が好きな人なら『ブリジット・ジョーンズの日記』のマクミランから出ているGR版もオススメ!少し難しい語彙もあるけど、語彙は辞書引けばすぐ解決するので心配ありません。文法もほとんどシンプルなので安心。

さすが映画になるだけあって、かなりストーリーが面白い!映画好きなら間違いなく読んだ方がいいと思います☺︎

 

 こんな感じで駆け足にはなってしまいましたが、多読向きな洋書をオススメして見ました。

 

ぜひ、多読に挑戦して一緒に頑張りましょう!

 

nana

"half a creature from the sea"

最初の1冊はこれにしようと決めていました。

David Almond 著の

"half a creature from the sea"

という短編集です。

Half a Creature from the Sea: A Life in Stories

Half a Creature from the Sea: A Life in Stories

 

 

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